ピュアリィ考える②【デッキ解説】【遊戯王】

 

前回の記事から約3週間経ちました。

 

 



・デッキの変遷
・採用候補となるカードの評価
・追加のTips
あたりを書きます。

 


今回も前もって動画で話しています。
文章読むのが面倒な人はこちらもどうぞ。

youtu.be

 

 

 

3週間で参加したCSは、

3-2→予選落ち つりお2人(しらっくすさん) バレットあり
5-1→優勝 福福トレカ秋葉個人 バレット無し
6-0→ベスト8  太陽3人(しらっくすさん、澤谷さん) バレット無し
7-0→優勝 HIDELIVEcs個人 バレット無し

で、【ピュアリィ】使ってからCS戦績40-7でした。

 

また、YUDTもピュアリィで参加し、優勝をおさめることができました。

 

 

 

YUDT単発で遊戯王に復帰し、一緒に練習してくれたワダさんも優勝することができました。

 

 

 

今回のサムネも、からふるさん(@colorful1130)に作っていただきました。

最近は【エクソシスター】で勝っています。

 

 

note.com

 

 

 

【ピュアリィ】の使用者が増えてきていて、構築とプレイの両面で幅が出てきています。
前置きとして、本記事もまた現在の僕の思考の一例という認識でお願いします。


*〈ツクシ〉=ティアラメンツクシャトリラです。

 

 

 

 

 

 

[メイン]

≪バレット≫辞めたい

 

使っているうちに「手札の捨てたいカードを捨てきれない問題」が発生しました。

 

モリースペルで捨てたいカードは〈バレット〉だけではなく、魔法カードや〈ムドラケルドウ〉が存在します。

 

・先行展開において、〈冥王結界波〉のような魔法罠カードを墓地に貯めて〈プランプ〉の吸収素材にする
・〈ムドラケルドウ〉を優先して墓地へ送った場合、〈バレット〉は循環しきれずに手札で腐ってしまう

 

前回記事内の”バレットを魔法換算できる”という表現は”他に捨てたいカードが無い場合に限る”という条件付きのものだったのです。

 


これを解消するために、〈バレット〉の枠は〈シャドールギミック〉or〈メタルフォーゼフュージョン〉に変更することを考えています。

 

 

 

≪シャドールギミック≫

スローワさんのツイートお借りします。

 

 

 

 

スローワさんから「金謙って固定枠ではなくない?」って話から提案を受けました。

 

〈バレット〉はいわば合計3回捨てることが問題になりましたが、〈ビースト〉や〈メタル融合〉は基本1回のディスカードで充分になります。

 

1枚が3枚になる〈バレット〉はカードの枚数では優れていますが、〈ビースト〉に関しては
・コストとして考えると1枚が2枚としてはたらく
・星1モンスターの循環ではなく魔法カードに変換される可能性がある
"捨てたいカードを捨てきれない"事故の解消につながります。

 


・どちらも相手の〈イシズ〉で落ちた時にプラスになる

・〈金謙〉との相性の悪さがあり、同時採用は一考。〈ビースト〉が相手ターンの〈イシズ〉で落ちた場合は返しに〈金謙〉打てるのは偉い。
少しだけ試しましたが、メインから〈裂け目〉入れてたら〈メタル融合〉の方が若干使いやすかったです。

 


手札誘発の採用/不採用

 

〈バレット〉や〈シャドールギミック〉の話に繋げて、手札誘発の採用/不採用についても記載しておきます。

 

最近の僕の構築では、〈バレット〉不採用に合わせて〈灰流うらら〉を抜いていました。

 

レシピは基本的にニューロンで公開するようにしています

 


〈うらら〉を抜いた理由は、
「誘発を打つと手札が減り、返しの複数のメモリースペルには手札の枚数を補うカード(=バレット、シャドール、暗黒界)が必要」
と考えていたからです。


しかしながら、HIDELIVEcs後、YUDTに向けてワダさんと調整している中で、誘発入れてもいいなと思いました。

 

「〈うらら〉自体は1枚では動きを止めるにはパワー不足。相手の動きを止めるには、体感、手札誘発を2枚引いていることが要求される。」
という懸念点はありますが、有効に働くこともありました。


手札マイナス1くらいなら、相手の盤面次第で全く気にならないといったこともあります。

 

 

なお、YUDTでは、〈ドロバ〉を採用しました。

 

じゃんけん全敗だった

・【超重武者】、【ビースプ】、【勇者シンクロ】等の展開系デッキも見たい
・ワンチャン【ミラー】で強く使える
【ティアラ】に打つと、〈サリーク〉をサーチされずに、盤面のモンスターに対して〈結界波〉だけで解答できる可能性がある
といった理由です。

 

YUDTでは、決勝の先行【ティアラ】に〈テラフォーミング〉の処理後に打つことができ、そのターンの〈パライゾス〉を無効化したのはもちろん、イシズ5枚落としの〈弦声〉のサーチ効果や〈ビースト〉のドローを止めてくれました。

 

 

とはいえ、手札誘発に比べて、やはり〈冥王結界波〉や〈三戦の才〉の方が後手まくりのパワーはあります。

 


≪冥王結界波≫

1枚での効力が高いため、3枚フルで採用。
魔法カードとして先行で捨てれるのも偉いです。

 

【ティアラ】のみ、脅威の分散によってこれ1枚でまくるのは厳しく、
・墓地のイシズに対してこちらも〈ムドラケルドウ〉を握っていることを要求
・〈サリーク〉を越えれるだけの展開力か〈ストリート〉を要求
とされます。

 

 

≪金満で謙虚な壺≫

【ティアラ】対面で〈裂け目〉を拾えること込みで評価しています。

 

〈リリィ〉や〈マイフレンド〉への〈うらら〉を見てから、後出しで欲しいメモリーカードを探すか、〈才〉を拾ってハンデスをするかといった選択ができるのもいいです。

 

 

一度固定枠を整理する=28枚+〈結界波〉3枚=31枚

 

結界波を固定枠に組み込みました

 

なお、前回話していた「先行〈ノアール〉に向けたモンスター16枚以内」の基準は継続したいと考えています。


残りあと9枠です。

今回は、〈三戦の才〉〈イシズ〉〈次元の裂け目〉について書いておきます。

 

 

 

≪三戦の才≫

〈結界波〉に足して〈才〉も採用しました。
使っていてパワーの高さを感じてばかりです。

 

基本的な使い方は良しとして、
後手用のカード枚数を考えた時、1枚~2枚欲しい
ハンデスによる前方確認からの〈リリィ〉+〈マイフレンド〉+〈デリシャス〉の構え
を書いておきます。

 


後手では初手6枚になるため、40÷6から7枚の後手用のカードの採用でもって、期待値1を超えて引けそうです。

固定枠に〈G〉3枚、結界波3枚入れています。この6枚に追加して、
・才を1枚足して7枚にするか、
・Gが初手にあることが望ましいことを考慮して、40÷5=8の8枚に合わせるために才2枚入れてしまうか
を考え、後者の選択をしています。

 

基本的に後手用のカードの枚数はサイド後後手で考えればいいのですが、【ピュアリィ】が「要らなかったら捨てれば良い」の構えがあるため、それに乗っかります。

もちろん、〈才〉は先手でも強く使える可能性があるカードであるという点からの評価もして採用しています。

 

 

「先手で〈G〉を受けた時は、〈才〉のハンデスで前方を確認後、〈マイフレンド〉から〈デリシャス〉拾ってセットエンドでも良くなる」

ということがあります。

特に、【ティアラ】相手に〈裂け目〉を持っている場合がそれに該当します。

〈裂け目〉の解答を〈才〉で引き抜けば充分。

 

相手が何かモンスターを出して〈リリィ〉を取ってくるのであれば、エンドにそのモンスターに〈デリシャス〉をかけて、返しに〈ハピネス〉で殴って最強〈ノアール〉を作って詰ませます。

盤面空で返されたら、エンドに〈デリシャス〉から〈リリィ〉ss→〈ピュアリィ〉をサーチ→返しに〈ピュアリィ〉nsや〈マイフレンド〉から〈ハッピー〉拾ったりして〈最強ノアール〉や〈ダブルノアールを作って詰ませます。

 

 

≪ムドラケルドウ≫

相変わらず、
・先行で妨害になる
・相手のイシズ5枚落としへの耐性がつく
が優秀です。


個人的には必須と思えるレベルで継続したいと考えていますが、流れているレシピを見ると結構イシズ抜いてる人が多い印象を受けました。


対【ティアラ】後手どうするかが課題。
モチベーションがあれば〈ムドラケルドウ〉無しの構築も精査したいところですが、制限改定までさほど時間がないため、この話は流れそうです。

 


正直、イシズ無し側の意見がほとんど入ってきておらず、現状、想像で「入ってないのはメイン戦は【ティアラ】甘く見てるのかな」くらいでしか考えていません。

 

 

≪次元の裂け目≫

【ティアラ】対面のサイド後後手でも3枚残すくらいにはパワーに信頼を置いています。

 

逆に、【ティアラ】側は、
先行で〈コズミック〉や〈クライム〉を入れる
・積極的に先1〈リダン〉に向かい、〈裂け目〉の返しに帰ってきた〈リダン〉に素材入れて2素材〈アーゼウス〉を作りに行く
・対【ピュアリィ】の基本戦術として〈結界波〉の裏目はあるものの、〈エルフ下のバグースカ〉or〈バグースカ+ミドラ〉のような盤面を狙い、返しで〈バグースカ〉の攻撃から「アーゼウスで裂け目の維持を牽制する」
といったことが必要だと思っています。

 

 

〈バグースカ〉の守備力は2000なので、〈結界波〉を打たれると、それだけで〈ハピネス〉連続攻撃が成立するという友情コンボが発生します。

このコンボによるゲームエンドはこれまでCSで2回ありました。

 

 


・〈才〉のところで流れを紹介しましたが、【ティアラ】相手に、
〈裂け目〉+〈リリィ〉ss→〈マイフレンド〉→〈デリシャス〉サーチ→〈デリシャス〉セットエンド→相手ターンに〈リリィ〉に〈デリシャス〉かけてライフを守る
として、「裂け目の維持+マイフレンドのアドバンテージ」から捲った試合が1回ありました。

 

 

最近使ってた構築

固定枠31枚に、才2、ムドラケルドウ3、裂け目3、ストリート2枚目の計9枚を足した構築を使用していました。

 

太陽3人チームで使用

 

 

 

[エクストラ]

いくつか変更がありました。

 

≪マスカレーナ+アポロウーサ≫

サイド後の〈ディレイ〉と〈接触するG〉が流行っていないため、不採用にしました。

サイドの〈次元障壁〉にて述べますが、メタカードが〈ディレイ〉から〈無限泡影〉に移って行ったという背景があります。

 


サクリファイスアニマ≫

・面を処理しきるために欲しい
・吸えたら〈プリティ〉のコスト2回分になる
・【ヴァリアンツ】の〈魔法族の里〉の解除
・〈サロス〉単騎に対する解答
・〈ピュアリィ〉で〈アポロウーサ〉を最大3回踏みにいける

といった用途で使います。

 

面処理について


これは〈アニマ〉をケアしてこない相手を見ているわけではなく、【ティアラ】が〈融合モンスター〉を優先して端と真ん中に置こうとした場合、〈ツクシ〉や〈メイルゥ〉が〈アニマ〉の正面に出るためです。


展開を伸ばされた時に、こうしたモンスターを吸うことで、〈ピュアリィ〉1体を〈アニマ〉とその装備カードで〈プリティ〉2回分のコストに変換して面を処理しに行き、最強〈ノアール〉を作ります。

 

なお、〈プリティ〉の効果は自分の場のカードをコストとして墓地に送っているため、装備したティアラメンツモンスターの墓地効果は発動しません。

 


≪暗影の闇霊使いダルク≫

〈ビューティ〉で妨害を吐かせた後や〈結界波〉の後に、〈才〉と合わせて〈融合グラファ〉、〈カレイドハート〉、〈スタペリア〉、〈ディスパテル〉等の蘇生を狙います。

 

〈才〉を採用するなら必須だと思っています。

 


墓地のモンスターを〈ツクシ〉に除外されることに注意。見えてたら〈カレイド〉等を拾いたい〈ダルク〉は行けないです。
逆に、【ティアラ】側は、余裕があれば〈ツクシ〉を序盤に打たずに〈才〉の後まで待って〈ダルク〉ケアできると良いです。

・自爆して手札コスト用に〈リリィ〉サーチもやる
・〈クロウ〉入れてたら拾えるっちゃ拾える

・〈リリィ〉含めて〈才〉無い時にも出すことある

 


≪森羅の姫芽宮≫

めちゃめちゃ強かったです。
余った〈ピュアリィ〉大体これに変換してました。

2つのCSで合計9回くらい出して2回〈G〉めくれてしまいましたが、
モリースペル、〈才〉、〈金謙〉を拾ったり、〈金謙〉では〈才〉をサーチして捲りに繋がった場面もあったりと、めくれるカードのバリューが高いです。
ワンチャンミラクルを作れるカード。

 

イシズ落ちるなら実質〈クロウ〉サーチみたいなものだと思って、当たり換算しています。

 

つまり、これだけモンスターを絞っている中で〈ピュアリィ〉×2から出すので、デッキの外れは〈G〉3枚+〈ピュアリィ〉、〈リリィ〉4枚程度というところで、そこまで分が悪くない勝負だと考えています。

 

 

≪エピュアリィ・ハピネス≫

攻撃が通るのは〈キトカロス〉の変身と同じくらい絶望

 

何回もこのカードの攻撃から〈ノアール〉を出して「捲り+蓋」をしてきました。

動きのどれか1枚を通して〈ハピネス〉に繋げれば良いため、使用頻度かなり高いです。

 

②の吸収効果対策で、メモリースペルに対して
結界波くらってても〈ルルカロス〉、〈エルフ〉、〈プランプ〉を空打ちチェーン
・〈ツクシ〉、〈うらら〉をチェーンして投げる
墓地の〈イシズ〉適当に使ってチェーン切り
といったことをするといいです。

 

手札のスペルをメインフェイズ中に素材に吸う必要が無ければ、大丈夫だとは思いますが、念のため〈ツクシ〉ケアしてバトルフェイズ中にメモリースペル発動して吸うようにします。

 


≪エピュアリィ・ビューティ≫2枚目

使用頻度少なかったので、変えてもいいかなくらいには思ってきました。
欲しい場面は何回かあったので今のところは継続しそうです。

 

 

 

≪代行者の近衛ムーン≫

ほぼ使ってないです。
〈スキドレ〉と〈エルフバグースカ〉への解答として理論上で継続


〈スキドレ〉中や〈バグースカ〉下で〈ムーン〉を組むこと自体、手札マイナス3〜4枚になるので、他に優先して入れたいカードがあれば割り切って不採用にするのもありだと思っています。

 

 

 

 

[サイド]

〈虚無魔人〉→〈次元障壁〉に変更

サイド後の〈無限泡影〉の流行から、召喚権を〈ピュアリィ〉or〈リリィ〉に使いたい
・〈ハゥフ〉〈ツクシ〉には〈虚無魔人〉でもどの道間に合わない
・ワンチャン〈森羅の姫芽宮〉で拾える
・一応、〈拮抗勝負〉に対して、〈ノアール+虚無魔人〉よりも〈ノアール+障壁〉の方が耐性つく

といったことから変更しました。

 


「〈ディレイ〉打っても〈ストリート〉や〈マイフレンド〉でリソース回収されるのがきつい」や「〈リリィ〉への〈無限泡影〉が結構重い」という話から、〈ディレイ〉→〈無限泡影〉にメタが変わっていきました。


【ティアラ】のサイドに〈ディレイ〉が入っていたのは【ピュアリィ】が流行りだした最初期だけだったと思います。

 

モリースペルから出てくる〈リリィ〉への〈無限泡影〉は、手札を2枚使って踏む妨害になりますので、被害は当然大きいです。〈無限泡影〉が〈才〉や〈墓穴〉を受け付けないカードなのもきついです。

 

その被害を最小限にするために、スペルで出すことよりも、手持ちのモンスターカードの積極的な召喚で〈無限泡影〉を踏みにいくことを狙いました。これに合わせて、召喚権の喧嘩をなくすために〈虚無魔人〉を〈次元障壁〉に変更。

 

 

〈リリィ〉ssで無限泡影を踏んだの後の〈虚無魔人〉も、【ティアラ】が〈サリーク〉を残したり、【ミラー】が後手で〈結界波〉を残すプランをされると対処されてしまうといった理由もあります。

 

 

 

≪D.D.クロウ≫

【ミラー】対策の候補に入りそうです。
ケアしていなかったら1番クリティカルになるのと、【ミラー】先手で〈スターリング〉から拾って〈リリィ〉への妨害を狙うのも良さそうです。

 

メイン戦では〈クロウ〉を意識して、〈リリィ〉ではなく〈ピュアリィ〉で〈プランプ〉に変身することもあります

 


イシズ5枚落としに対しては単体のカードパワーが不足していると感じており、メインから採用することには懐疑的なところはありますが、55枚のどこかに入れるのはありです。

 

 

[Tips]

【ピュアリィ】目線だけでなく、他デッキの【ピュアリィ】対策の話も書いておきます。


対【ピュアリィ】は全部守備表示で出す

自爆と〈ハピネス〉の攻撃力を半分にする効果を避けるためです。

〈ハピネス〉の繰り返し攻撃によるサーチは入りますが、上踏みによる面処理が無ければ、【ピュアリィ】が盤面を取り切るのが難しくなります。

 

 

 

 

 

≪No.31アベルズ・デビル≫(脳内)

今の所いらなさそうですが、案として書いておきます。

 

全部横にされると、〈ルルカロス〉の戦闘耐性込みで盤面取りきれないことがあります。
これまでは〈ビューティ〉の②の吸った時効果で無理やり縦にして、それにハピネスの半分にする効果つけて上踏みするとかしていました。

 

その動きが、〈アベルズデビル〉を使うと〈プリティ〉分浮かせてお得になるかもという発想です。

 

 

・〈アベルズ〉〈ケインズ〉を並べるつもりは全くないです

・デリシャスと効果を組み合わせて横を守るってことも無さそう。

 本当にただ表示形式を変えるためだけの採用。

 


〈ハピネス〉キルラインの計算

ワダさんのツイートお借りします。

 

計算が厄介で、ぶっちゃけノアールの蓋が強すぎてワンキルしなくても平気な場面多いですが、一応Gツッパする可能性あるので、練習中は毎回計算するのおすすめです。

 

他にモンスターがいた場面で、”計算してみたら別の動きでなら足りてた”ということもしばしば。

 

 


〈G〉〈うらら〉に反応させたい〈才〉と〈ドロバ〉ケアがジレンマ

サイド後の先行で〈才〉を持っている場合は、〈ドロバ〉ケアと同時に、メインフェイズの〈ピュアリィ〉変身空打ち(前記事を参照)やメモリースペル発動から相手の〈G〉、〈うらら〉、〈ドロバ〉を誘い、〈才〉によるドローorハンデスに向かうことを考えます。

 

 

この動きを取るうえでポイントなのは、「〈ドロバ〉下でも6素材ノアールは行きやすい」ってことを覚えとくことです。

 

〈ドロバ〉自体は、〈マイフレンド〉が絶対踏むので刺さったときは強力なメタカードになります。

ただ、ドローフェイズ中の〈リリィ〉ssによってかわされたり、打っても6素材〈ノアール〉を許す可能性があるというのがデメリットです。

 

 

下記に記載します。

 

 

ドロバ下での6素材ノアール


大げさなテクは無く、単に〈デリシャス〉を優先して拾っておくだけです。

 

素引き〈マイフレンド〉から〈デリシャス〉サーチ

or

ドローフェイズに〈リリィ〉ssで〈ドロバ〉を受けずに〈マイフレンド〉をサーチしておく

or

〈デリシャス〉素引き

から6素材ノアールを狙えます。

 

必要札は「メモリースペル2枚+〈デリシャス〉」や、「〈リリィ〉+メモリースペル+〈デリシャス〉」あたりです。

〈デリシャス〉捨てながらメモリースペルで〈リリィ〉ss

→〈リリィ〉を〈プランプ〉に変身

→他のメモリースペルを発動。〈プランプ〉②の効果をチェーンして吸っておく

→〈プランプ〉で墓地の魔法罠2枚を吸う

 

 

とても簡単ですが、順番だけ注意。
デッキにピュアリィネームのカードを残したいからといって、「〈マイフレンド〉前に〈ピュアリィ〉召喚から入って〈ドロバ〉くらう」なんてことは辞めましょう。

 

 

ドロバ意識したら本当に持たれていて、6素材ノアールを作って勝った試合が、CSでこれまでで2回ありました。

 

 

 


後手捲り時の〈ピュアリィ〉→〈ビューティ〉変身ブラフ

 

手札に〈プリティ〉は無いが〈ハッピー〉はあるというような時に、〈バロネス〉+〈烙印の獣〉のような盤面に対して〈ピュアリィ〉変身効果を使います


プリティ〉のブラフで〈ビューティ〉をちらつかせるプレイです。

〈ビューティ〉が出てしまうと〈バロネス〉が無効になるため、相手視点ではこの〈ピュアリィ〉に〈烙印の獣〉か〈バロネス〉を使いたくなります

〈烙印の獣〉を打たれた場合は、〈ハッピー〉でかわしたいと言い、〈バロネス〉を引き出します。


この後、追加のメモリーカードから〈リリィ〉を通したり、〈三戦の才〉でドローに行ったりすることができると良いでしょう。

 

この動きは、「本当にビューティが出てしまったら妨害が打ち消される」というのがいやらしいです。
そのため、ピュアリィの効果に疎く、裏目を認識できなさそうな相手には控えます。

 

 


対【ティアラ】では〈サリーク〉等の妨害を踏みに行ける時もこのブラフを行います。
〈ビューティ〉で妨害を踏もうとするときに、正直に「〈リリィ〉から入って〈マイフレンド〉経由で〈プリティ〉拾おう」ではなく、〈ピュアリィ〉1体から変身効果宣言して〈ビューティ〉を警戒させることで、〈ピュアリィ〉に妨害を当ててもらいます。
その後に〈リリィ〉を通しにいきます。

 

 

 

 

さすがに手札誘発入れないとやばそう

これは僕の問題です。


ここまでデッキを丸裸にして誘発が無いことをさらけ出しているため、今の僕と当たったら当然Gツッパされます。

 

それをケアして、何回か手札誘発を入れたパターンを大会で使用し、「G以外の手札誘発が入っているか入っていないかがわからない」状態を作る必要がありそうです。

 

 

【ふわん】はライザー経由で自分の盤面を空にしつづける

【ふわん】とも調整しましたが、これが一番きつかったです。

〈えんぺん〉1体でも残っていれば、〈ビューティ〉で効果を無効にしてから〈ハピネス〉自爆等できのですが、それすらさせないのが一番効果的です。

 

【ピュアリィ】側は〈プランプ〉から6~7素材ノアールを目指しますが、当然〈夢の町〉の妨害込みですので、気を付けるとしたら、〈リリィ〉を出すタイミングを遅らせるのが良さそうでした。

 

 

 

 


[ピュアリィvsティアラにおける両者のTips]

Tipsの中でも、【ティアラ】とのマッチアップに注目して書きます。

 

【ピュアリィ】: モンスターセットに〈ノアール〉即打ちして〈融合〉ケア


状況を判断して、モンスターセットや〈メイルゥ〉召喚3枚落としの処理後に〈ノアール〉を使います。

モンスターセットを許して〈融合〉を打たれると、それにチェーンして〈ノアール〉を使用しても、〈ハゥフ〉〈ツクシ〉が出てきて〈キマイラ〉が成立する可能性があるためです。

 

先行の動きに対して〈ハゥフ〉〈ツクシ〉使ってこなかったかどうかで判断しています。素材数によっては〈三戦〉のケアも考慮。

 

 

 

・同様にフェンリルは〈ツクシ〉サーチ後の〈融合〉で〈キマイラ〉ほぼ出そうですし、展開伸びてからの〈サロス〉のパターンもあるため即打ち。

〈裂け目〉貼っていたら特に〈ノアール〉使いそう。〈融合キマイラ〉が〈裂け目〉への唯一といっていいほどの解答になるため。

 

 

・【ティアラ】側は、「才持ってるけど6素材ノアールどうしても踏めない」という時は、〈融合〉ブラフで、

モンスターセット→「セット時何かありますか?」

でワンチャン〈ノアール〉を打ってもらうことを祈るのもありだと思います。

 

 

 

 

 


【ピュアリィ】: 【混ぜ物ティアラ】には〈サロス〉が入っているかを考える

〈カルテシア〉等の混ぜ物が入ったティアラと当たったことがありました。
ライトくんとの調整結果から、対【ティアラ】で常に〈サロス〉を警戒していたため、〈サロス〉意識でフェンリル〉〈ペルレイノ〉に〈ノアール〉の素材を使い、〈シェイレーン〉からの展開で押し負けてしまった試合がありました。

 

結果的に〈ノアール〉の突破手段がデッキに無かったようなので、「エクストラに〈サロス〉を入れる余裕ないんじゃないか?」といった時には〈ノアール〉の使用タイミングを若干変えてもいいと思っています。

 

 


【ティアラ】: 〈ハゥフニス〉を打つタイミング

〈ハゥフ〉は〈デリシャス〉の後に出てくるモンスターの効果発動まで待たれるのがきついです。

 

〈ピュアリィ〉召喚時効果に〈ハゥフ〉を使った場合を考えます。

ここの3枚で〈ムドラケルドウ〉が落ちても、【ピュアリィ】側がメモリースペル→手札の〈イシズ〉捨てるとしてきたら、せっかく〈リリィ〉変身効果に妨害として使えそうだった〈ムドラケルドウ〉が、【ピュアリィ】側の〈ムドラケルドウ〉によってカウンターを受けてしまうリスクがあります

 

あるいは、〈ピュアリィ〉召喚の後にもう1体の〈ピュアリィ〉ssから〈スターリング〉→〈クロウ〉サーチ→〈ハゥフ〉で落ちた〈ムドラケルドウ〉を除外→〈リリィ〉の展開へ、ということもされかねません。

 

 

一方で、〈デリシャス〉を見届けた後に打つ〈ハゥフ〉であれば、3枚落としで落ちた〈ムドラケルドウ〉は、相手の〈ムドラケルドウ〉や〈クロウ〉を受けてもそれにチェーンして【ピュアリィ】側の墓地スペルを取り除くことができ、妨害としての機能を果たせます。

 

ライトくんは、この”〈ハゥフ〉〈デリ〉待ち”プレイによってCSで【ピュアリィ】に1本取ったそうです。

 

 

 

これに対して、【ピュアリィ】は

「〈デリシャス〉でモンスターを出さずに先に出していた〈リリィ〉で変身」

or

「〈ピュアリィ〉で手札の〈デリシャス〉とエクシーズする」

といったプレイを選択肢に入れとくといいでしょう。

 

 

 


【ティアラ】: ティアラ側はサイドにクライム入れるのおすすめ


対【ティアラ】は、〈裂け目〉〈結界波〉が全て通るから勝てているとこあります。

ネタバラシすると今はそこを突いてる感じです。

あまり〈うらら〉が採用されておらず、〈リリィ〉→〈マイフレンド〉のサーチの通りがいいのもあります。

 


先行の動きに〈サリーク〉ではなく〈クライム〉を添えられたら全然勝てないと思います。〈クライム〉まじきついっす。

 

 

前回の記事でも書いたと思いますが、

〈裂け目〉〈結界波〉〈ストリート〉は、対【ティアラ】三種の神器です。

 

 

【ティアラ】: 〈ギガンティックスプライト〉の採用検討

・〈霊使い〉や〈エルフ〉経由から無理やり〈アーゼウス〉を作り、〈裂け目〉を突破する手段になる
〈次元障壁〉の融合宣言に対して、逃げ道の1つになる

 

盤面によっては〈融合〉や〈サロス〉を意識してモンスターに次々と〈ノアール〉を使ってくると思いますので、〈サロス〉が理論カードだとして割り切ってしまうのであれば、〈ギガンティック〉に交換してしまうのもありです。


練習中では、【ティアラ】を使っていて「〈ギガン〉があったらいいな」の場面はまあまあありました。

 

【ピュアリィ】: ラウンド毎にプレイマットを変える


デッキバレケアして、イシズ5枚落としを躊躇わせるために採用します。50人以上のような参加者が多いCSだと積極的に行うことを考えます。

 

CSにプレイマットを5,6枚持っていくものの今のところ効力は無く、毎回1ターン目からイシズ5枚落としを使われています。

 

リュックが重くなり、話したら知り合いから笑われてターンエンド。

 


[終わりに]

【ピュアリィ】はやればやるだけ発見があって上手くなるデッキタイプだと思っています。

 

4月制限でも使えそうなので、日本選手権本戦に向けて今のうちから練習と対策を行うのがおすすめです。

 

 

 

 

下記、参考になります。

 

【ピュアリィ】

mikanayuip.hatenablog.com

 

note.com

 

【ティアラ】

note.com

 

 

 


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